退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

アニメ『東京リベンジャーズ』を見たケド…

連休中にABEMAで一挙配信されていてアニメ『東京リベンジャーズ』(全24話)を見た。少年漫画雑誌『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の、和久井健原作による漫画『東京卍リベンジャーズ』のアニメ化作品。

TVアニメ『東京リベンジャーズ』EP 01(特典なし)

かつて不良だった主人公がタイムリープ能力に目覚め、中学時代へタイムスリップするというタイムリープもの。ヤンキー漫画の要素にSFやアクションの要素をミックスしたユニークな作品。ヤンキーは好みではないが、イマドキの人気作品というので見てみた。食わず嫌いで今まで避けていたが、意外に面白かった。しかし「うーん」と思うことあったので書いてみたい。

まずダメフリーターとは言え、社会人経験を積んだ大人がその経験値をまったく活かせていないこと。タイムリープして過去に戻っても中学生並の思考で呆れてしまう。ヤンキー路線の先に明るい未来がないことはわかりきっている。

次に警察は何をしているのかということ。警察が機能していない世界線なのかと思ったが、一応登場人物が服役していたり、死刑判決を受けてたりしている。ご都合主義すぎて興ざめだ。

最後にラストがクリフハンガーというか、「ここで終わるんかーい」という終わり方だったこと。24話も見てきて、どのようにループを解決するのかと思ったが拍子抜けした。まあ原作漫画が連載中であるし、アニメだけ勝手に終わるわけにもいかないのだろうが……。それにしてもひどい。

誤解を恐れずに言えば、ヤンキー版『STEINS;GATE』というところだろうか。ちなみに私は『STEINS;GATE のほうが好き。

余談だが、このヤンキー漫画が政府広報のポスターに使われて話題になったことも不思議に思ったものだ。

www.gov-online.go.jp

アニメを見終わって、友情などでカモフラージュしているが、ひどい反社会的漫画だと思った。こんな作品を政府広報に採用していいのだろうかね。やれやれ。