退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

人気ドラマ「スケバン刑事」シリーズの後番組だった、五十嵐いづみ主演のテレビドラマ「少女コマンドーIZUMI 」を見る

YouTubeの「TOEI Xstream theater」チャンネルでテレビドラマ「少女コマンドーIZUMI 」(1987-1988)が始まった。

このドラマは、斉藤由貴などが出演して大人気となった「スケバン刑事」シリーズの後番組としてスタートしたが、視聴率は低迷し全15話で打ち切られたいわくつきの作品。主演は五十嵐いづみ。

女子高生・五条いづみ(五十嵐いづみ)は、いわれのない殺人の罪を着せられ、逃亡中に海に転落して行方不明となる。いづみは謎の組織・R機関に救出されて、戦闘兵器としての肉体改造され、過酷な訓練を受けさせられれていたのだ。3年後、いずみは組織から脱走するが、組織はいづみを抹殺する決定を下す。組織からの刺客に追い詰められたいづみは、超人的なパワーとスピードで刺客を倒してしまう。その能力を武器にR組織に立ち向かうことになるが……。

最終兵器、脱出

アイドル主演のテレビドラマなので、まったくエクストリームではないが、昭和のテレビドラマのテイストを楽しめる作品。ロケットランチャーを撃つシーンはタイトルにある「コマンドー」よろしくアーノルド・シュワルツェネッガーの映画のオマージュだろうし、「バイオフィードバック〜」とか言って、突然能力を覚醒させるのはバイオニック・ジェミーのオマージュだろう。

今見るといろいろなところからアイデアをパクってきているのがわかるが、子ども相手のアイドルドラマなのでこの程度でいいだろうというところが透けて見えて困る。

さて主演の五十嵐いづみは映画『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲』で映画デビューし、アイドル歌手としても活躍した。個人的には「エスケープ」という曲が記憶に残っているが、本作の初回に挿入歌として使われている。懐かしい。


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