新規で楽天モバイルを契約しました。あくまでもサブ回線です。
料金プランはひとつしかありません。「Rakuten UN-LIMIT V」ですが、4月に自動的に新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」にアップデートされる予定です。
楽天モバイルを導入しようと思った理由は、なんと言っても「1年間無料」に目がくらんだからです。しかも事務手数料もいっさい無料という太っ腹。すばらしい。
最近、近所に楽天モバイルのショップができたので、そこで契約してもよかったのですが、せっかくなのでネットから契約して、eKYCとeSIMを体験してみることにしました。手続きはオンラインで完結して、即時回線が利用可能になるはずです
eKYC初体験
eKYCとは、electronic Know Your Customerの略。KYCとは、もともと金融業界で使われていた用語で「本人確認」のことです。これを電子化してオンライン上のみで本人確認するのがeKYCというわけです。
今回は、楽天モバイルのアプリ「my 楽天モバイル」をインストールしてそこから手続きを進めます。すでに楽天IDを持っていれば、基本情報はすでに楽天が持っているので、個人情報を入力する手間を省略できます。
楽天モバイルのeKYCでは、運転免許証をカメラで撮り、さらに本人の顔をカメラで撮影します。このデータを送信すると人工知能が照合して『本人確認」が完了というわけです。
しかし照合が失敗したらあとはどうなるのでしょう。そのときは担当者と直接やりとりする必要がありそうです。
まあアプリの指示にしたがって、操作すればいいので手順は簡単です。
eSIM初体験
今回、MVNO(ドコモ回線)の物理SIMで運用しているiPhoneに、楽天モバイルのeSIMを導入して副回線として使用することにしました。
契約時にeSIMを選ぶことができるので、まちがえてnanoSIMを選択しないように注意してください。物理SIMをまちがって選ぶと、ブツが届くまで何もできなくなります。
契約申込をしてしばらく待つとQRコードが届くので、これを使って料金プランを追加することになります。盲点だったのは、eSIMを導入するiPhoneの画面にQRコードを表示してしまうと読み込むことができません。もう1台別の端末を用意する必要がありました。
あとはAPN情報を設定すればいいのですが、もともと利用している物理SIMのプロファイルとの関連がわかりません。プロファイルをアンイストールしたり、いろいろ試行錯誤をしながら、ようやくDSDSの状態にたどり着き、2つの電話回線で着信待ちにできました。
自宅内で電波バリバリです。
Rakuten Linkインストール
楽天モバイルのウリは通話料無料です。そのためにはアプリ「Rakuten Link」をインストールしなければいけません。
このアプリを使って発信したときに限り通話料無料になります。実際には無料にならない通話もあるので、よく注意書きを読んでください。すべての通話が無料でないことに留意してください。くわしくは楽天モバイルのホームページで!
アプリをインストールして試しに電話をかけてみましたが、無事に動作を確認できました。音質がやや悪い気もしますが、無料ですから贅沢は言えません。
まとめ
iPhoneに楽天モバイルのeSIMを導入しました。オンラインで手続きが完結して、即時利用可能になるのはとても便利です。これが総務省の目指す世界なのかもしれません。
ただし現状、楽天モバイルはiPhoneをサポートをしていないことに注意してください。楽天モバイルはiPhoneの設定方法やアプリを公開していますが、あくまでも「自己責任」というわけです。
今回設定してみて結構ややこしいです。1年間無料なので挑戦する価値はありますが、楽天モバイルがサポートできないというのも理解できます。新しいことにチャレンジすることが好きな人はどうぞ。
しばらく使ってみて、エリアや使い勝手などを試してみたいと思います。