退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【映画感想】『逆転裁判』(2012) / 三池崇史監督によるゲームの映画化作品

DVDで映画『逆転裁判』(2012年、監督:三池崇史)を鑑賞。原作はカプコンの人気ゲームで、三池監督が成宮寛貴主演で実写映画化した作品。

逆転裁判 [DVD]

逆転裁判 [DVD]

  • 発売日: 2012/08/22
  • メディア: DVD

弁護士と検事の直接対決により、わずか3日で判決を下す司法システム「序審裁判」が導入された近未来を舞台に、新米弁護士・成歩堂龍一成宮寛貴)と天才検事・御剣怜侍(差斎藤工)が法廷バトルを繰り広げる。


逆転裁判(プレビュー)

私はゲームはプレイしたことはないし、これからもすることはないだろう。「異議あり!」という台詞だけは知ってたというレベル。ゲームのファンをターゲットにした作品なので、ゲームをまったく知らない私があれこれ言っても説得力はないが、およそゲームの実写化で面白い作品に出会ったことがない。

ゲームの実写化作品のなかでもマシな方だという評判だったが、置いてきぼりにはならなずにそこそこ楽しめた。ストーリーも若年層向けなのか単純でわかりやすい。

ゲームの小ネタが満載で原作ファンは大いに楽しめたらしいが、それはそれでいいのだろう。三池監督が好きな映画ファンなら原作を知らないでも楽しめるかもしれない……。監督に作風には合っていると思う。

また個人的には、成歩堂の上司の弁護士役で檀れいが出演していて「お美しい」と思って見ていたが、序盤であっさり何者かに殺害されて出番が少なく残念だった。

逆転裁判」と言えば、本作より前の2009年に宝塚歌劇団宙組で「逆転裁判 -蘇る真実-」として舞台化されている。主演は蘭寿とむバウホール公演だった。何でも果敢に舞台に取り入れる姿勢に当時スゴいと思ったものだ。続編も2作つくられている。

これ以外にも「逆転裁判」は舞台劇として何度も公演されているので、作品に魅力があるのはまちがいないようだ。