退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

10万円給付、ついにマイナンバーカードが火を噴くか!?

日本に住む人に一律10万円を給付することが決まった。正確には対象者は「住民基本台帳に記録されている者」ということになる。赤ちゃん、ニート、外国人など、一律に給付を受けることができる。

給付される総額は、日本の人口がおよそ1億2000万人とすると、約12兆円ということになる。これが少ないか多いかわからないが、政府が打ち出していた「30万円給付プラン」よりずっとわかりやすい。

しかし黙って待っていても給付が受けられるわけではなく申請が必要だ。気になったのはその申請方法だ。給付金の申請は、郵送とオンラインを原則とする。

郵送申請方式は、市区町村から受給権者宛てに郵送された申請書に振込先口座を記入し、振込先口座の確認書類と本人確認書類の写しとともに市区町村に郵送する。アナログで面倒だが仕方ないだろう。

オンライン申請方式は、マイナポータルから振込先口座を入力した上で、振込先口座の確認書類をアップロードし、電子申請する。マイナンバーカード所持者のみが利用可能。

ふむふむ。ようやく役立たずといわれてきたマイナンバーカードが真価を発揮するときがきたようだ。さすがに電子署名を使うので本人確認は不要になる。それにしても「振込先口座の確認書類をアップロード」というのは何だろう。通帳を写真に撮ってアップロードするのか、ネットバンキングのときはどうなるのか。すごく気になる。

マイナンバーと口座を紐付けるなどしておけば、こうした手間もないのだろうが……。現状ではそう簡単にいかないようだ。とはいうものの、スマホだけで電子申請できる(はずだよね)のだから、一歩前進になるのだろう。たぶん。

知らないとヤバい!マイナンバー 三才ムック vol.841