退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】勝間和代『勝間式超コントロール思考』(アチーブメント出版、2019年)

メモ書きしながら一気に読みましたが、密度が高く1冊でかなりの情報量がある本です。かなりお得な実用書です。

勝間式超コントロール思考

勝間式超コントロール思考

  • 作者:勝間和代
  • 発売日: 2019/02/02
  • メディア: 単行本

コントロールと言うと他人や状況を広い範囲を都合のよいように操作するようなイメージがありますが、この本で対象とするのは自分自身とその周りです。手を伸ばせば届く範囲です。

仕事、お金、健康、人間関係、家事、娯楽といった分野について「超コントロール思考」の考え方や具体的なノウハウが詰まっています。なかには「ん、これはどうかな?」と思う箇所もありますが、どれでも納得できることを生活に取り入れるとよいでしょう。そんな本です。

具体的になるほどと思った提案を3つ挙げます。

  1. なるべくクレジットカードや電子マネーで支払いをして明細を残して、支出を残らずチェックする
  2. 健康には「非運動性熱産生」(NEAT Non-Exercise-Activity Thermogenesis)が大事。こまめに体をう動かすのがよい。モチベーションは「家の片付け」
  3. 利他性を備えている人は、あらゆる人間から仲良く付き合ってもらえるため、ひいては社会の中で生きていきやすくなる

ほかにも気になる内容が多数載っていてオススメです。

ただし「何かをコントロールしようとしたときに必要なのは、粘りであり、GRITである」とも言っていて、それなりに気合いを入れないとコントロールできないというのも事実のよづえす。そうそう世の中は甘くないようです。

f:id:goldensnail:20200306080409j:plain:w400