退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】成毛眞『一秒で捨てろ! 人生がときめく「逆転の整理術」』(PHPビジネス新書、2019年)

これまで呪縛となっていた 「人・モノ・事」を捨て去る方法を紹介するライフハック集。極端に思えるものもあるが、なるほどと膝を打つ内容も多い。そのなかのいくつかでも自分の生活に取り入れることができれば、少しは人生にラクになるかもしれない。そんな本だ。

以下、紹介されていたなかで気になったことをいくつか紹介したい。

まず筆者が「テレビ好き」だということ。最近の「できる人」はテレビなどに一顧だにしないと思っていたが、そうでもないらしい。全録レコーダーで録画しまくって、外出先でも高速再生して見ているほど。

NHKスペシャルなどを見ているらしいが、NHKの番組に質の高いものが多いのはわかる。そのほかには、以下のようなBS番組が好みらしい。町山さんの番組は私も見ているので納得。

次に「ファンション」である。ジョブズではないが、あらかじめファンションを決めておいて、いつも同じ服装をするのはよく聞く話。毎日何を着ていこうかと考えるのはムダということらしい。この本では筆者愛用のブランドが紹介されている。表紙の派手シャツは、そこで紹介されているパパスのアロハシャツだろうか。

このなかでパタゴニアジーンズを8本持っていて、いつもこれを着用しているとある。なぜパタゴニアなのか、他のブランドと比べてどこが優れているのか。パタゴニアを選ぶ理由を知りたかった。

最後は「カフェ」のこと。気取ったヤツ(ノマドワーカー)を見たくないからスターバックスタリーズには行かない、また怪しいセールスマンを見たくないから喫茶室ルノワールにも行かない、とある。ここを読んでいるときコーヒーを吹き出しそうになったが、まったくそのとおり。とくに喫茶室ルノワールは周りの客層次第のところはあるが、怪しくなくても商談している近くは落ち着かない。

思いつくままに気に留まったことを書いたが、1時間もあれば読めるので、サクッと読んでみるといいだろう。参考になる内容があれば拾い物だ。

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