9月5日午前、横浜市神奈川区の踏切で京急電鉄の快特電車とトラックが衝突する事故が発生した。トラックの運転をしていた男性が死亡し、電車の乗員乗客30人以上が重軽傷を負う惨事となった。
横浜市神奈川区の京急神奈川新町駅付近の踏切で、トラックと衝突し、脱線した #京浜急行 の列車。 pic.twitter.com/FKGkdqj2FX
— 東京新聞写真部 (@tokyoshashinbu) 2019年9月5日
私は京急本線を利用する機会はあまりないが、京急電鉄の車両を利用することはよくある。というのは、京急本線が、私がよく使う都営浅草線に乗り入れていて、この地下鉄区間に京急の赤い車両の走っているからである。そうしたワケで、1000型車両の無残な姿を見ると他人事には思えない。
ちなみに、この都営浅草線には京急本線のほか、京成線と北総線も乗り入れていてややこしいことになっている。普段から他線で事故の事故に影響を受けるが、神業のように縮退運行に移行するのは感心している。
さて事故後に初めて都営浅草線を利用した。本数はやや減っていたが、大きな混乱もなくダイヤ通りに運行されていた。構内には京急本線の事故で一部区間が運休になっていることを伝えるアナウンスが、日本語、英語、中国語で間断なく流れていた。騒々しいが仕方ない。
改札にも運休区間や振替輸送を伝える案内があった。これが駅ごとにちがい統一感がないのはお役所仕事の都営地下鉄らしくて面白い。案内の内容も中途半端に英語が混じっているが、決して分かりやすいとは思えない。改善の余地があるだろう。
事故後の日常のひとコマである。距離的には遠くても線路はつながっているなと改めて感じた次第である。