新文芸坐で映画『ハンターキラー 潜航せよ』(2018年、監督:ドノヴァン・マーシュ)を鑑賞。主演はジェラルド・バトラー。
- 出版社/メーカー: ギャガ
- 発売日: 2019/08/21
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ロシア近海で消息が途絶えた米国潜水艦を捜索するために原潜ハンターキラー号は沈没した自国潜水艦と、同じく沈没したロシアの潜水艦だった。米軍はロシア潜水艦から艦長を救助し捕虜にする。一方、ロシア国内でクーデターが勃発。反乱軍に捕らわれたロシア大統領を救い、世界平和を守るためハンターキラー号に新たな命令が下される……。
Hunter Killer (2018 Movie) Official Trailer – Gerard Butler, Gary Oldman, Common
潜水艦映画の醍醐味と特殊部隊の地上戦の2つを同時に味わえるという、一粒で二度美味しい映画に仕上がっている。純粋に潜水艦映画だけを楽しみたいというマニアには不評かもしれないが、最後まで緊張感が途切れずにB級感はあるがまずまず楽しめた。米ロの潜水艦乗り同士の友情もベタだが心地よい。
どこかで見たことのあるようなシーンの連続で新しさは感じないが、まあいままでにやり尽くされた戦争アクション映画なので仕方ないのだろう。ただし小刻みにズームするカメラワークのせいか画面に落ち着きがない。どうしてこのようなカメラの使い方をするのかよくわからない。
荒唐無稽な戦争アクション映画というジャンルでは、今年春にみた『空母いぶき』を思い出すが、本作はそれよりはずっと面白い。『空母いぶき』でも原作では島嶼部をめぐる地上戦があるのだが、映画ではスルーされていたのを残念に思ったことを思い出した。