退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

Anker SoundCore mini を買ってみた

1か月ほど前にAnker SoundCore mini というBluetoothスピーカーを購入したので、簡単にレビューします。決め手はタイムセールで約2000円で入手できたこと。結論からいうと満足度は高いです。

選定の理由

以前よりニアフィールドでBGMやトークを聴くスピーカーを探していました。大音量で低音重視というスピーカーがトレンドなのか、近距離で比較的小さな音で聴くのに適したスピーカーについて情報があまりありません。今回は安かったので失敗してもいいかと思って購入しました。

Anker SoundCore mini には後継機Anker SoundCore mini 2という型式のスピーカーがあります。主な変更点は低音がよく鳴るようになったことに加えて、IPX7防水規格に適合していること、2台用意するとワイヤレスステレオペアリングが可能なことです。

変更点で追加された機能には興味がないので、廉価なAnker SoundCore miniにしました。むしろ防水対応のモデルは、端子部がカバーに覆われていて各種ケーブルを接続するのが面倒というデメリットがあります。

電源投入時に大音量とノイズにビックリ

開封して電源をONにすると起動音がボコボコというノイズとともに大音量で鳴り響きました。ちょっとビックリしましたし、これは不良品かと思いましたが、Bluetooth接続した後はのボコボコというノイズはなく普通に動作します。

レビューによれば、音量調整しても再度起動すると音量設定が大音量に戻っていて困る、という人が見受けられましたが、私の場合はそうした不具合はなく前に調整した音量を保持してくれています。

しばらく使ってみましたが、起動時のボコボコというノイズは改善されません。交換してもらおうかとも思いましたが、面倒なのでそのまま使うことにしました。

音質

直径7cmx高さ7cmぐらいの円筒状のスピーカーなので、ガチで音楽を楽しむだけの音質を期待するのは土台ムリ。値段も安かったので期待値は低かったのですが、期待以上の音質でしたコスパはとてもよいです。接続後の通信も安定しています。

無理やり低音を強調していない音づくりが好印象です。小音量で鳴らしても音がやせないのもよいです。音量調整は段階的なのですが、もうすこし細かく調整ができたらなと思います。

音ズレ

このモデルにもBluetoothスピーカーの宿命である「音ズレ」(遅延)があります。条件によるのですが、ざっくり言ってセリフがある映画やドラマを見るのはキビシイです。唇の動きと音声が微妙にずれて気持ち悪い。一方、野球や相撲などのスポーツ観戦では気になりません。

もともとBGMで軽く音楽を流す目的で導入したので音ズレは致命的ではありませんが、そのうちワイヤレス接続で遅延を心配しなくてよくなるのでしょうか。そうでないと映画好きとしてはワイヤレスヘッドホンに手を出しにくいですね。

FMラジオとTFカード

このモデルにはFMラジオとTFカードの保存したmp3ファイルの再生機能があります。

まずFMラジオは部屋のなかでも良好に受信できました。なかなかの感度です。しかし周波数表示がないため、どの局を受信しているのかさっぱりわかりません。聞いていれば番組内容からわかるのですが、とても不便です。これならスマホからradikoを飛ばすのがよさそうです。

次にmp3ファイルの再生ですが、マニュアルを見た限り、ランダムな曲順で再生することができません。これではせっかくTFカードに曲を転送しても、すぐに飽きそうなので使う気がなくなりました。ですので本機では試していません。

バッテリー

ふだん小さな音で鳴らしているせいか驚くほどバッテリーはもちます。前回いつ充電したか忘れるほどです。まったく問題ありません。

バッテリー充電状態は本体には表示がありませんが、iOSバイスとペアリングするとデバイスにバッテリー残量をパーセント表示できます。なかなか便利です。

まとめ

音も許容範囲で通信も安定していて、総じてコスパが高く満足できる製品です。いい買い物ができました

しかし交換こそしませんでしたが、起動時のボコボコというノイズは残念。ブランドを少なからず損なっています。これ以外に大きな問題がなかっただけに余計に惜しいです。

Ankerはスピーカーの他にもイヤホンなどのオーディオ製品をリリースしていますが、こうした商品がそのまま出荷されているのに遭遇すると、どうしても品質管理はどうなっているだろうと配になります。問題があれば交換すればいいだろうというスタンスなのでしょうが、日本ではそれでは通用しないでしょう。

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