新文芸坐で映画『フェラーリの鷹』(1977年、監督:ステルヴィオ・マッシ)を鑑賞。イタリア映画。70年代犯罪カーアクション2本立て。併映は『ザ・ドライバー』。
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2019/02/08
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ローマに突如現れたフランス人銀行強盗団。現金を強奪した後、驚異のドライビングテクニックで警察の追跡をかわし、凶悪な犯行を重ねる。業を煮やしたローマ市警は、暴走刑事マルコ(マウリツィオ・メルリ)にドライビングの特訓をほどこし強盗団内部に潜入させるが……。
一応、犯罪映画の体裁をとっているが、見どころは70年代の人気ヨーロッパ車が古都ローマを舞台に繰り広げるカーアクション。フェラーリ250GTE、シトロエンDS-21、フィアット、フォード・カプリ、アルファ・ロメオ、ポルシェなどをスクリーンで堪能できる。
クライマックスはマルコと強盗団のボスとの車による一騎打ち。マルコが駆るのはフェラーリ250GTE、敵ボスが愛車はシトロエンDS-21。どうみてもフェラーリが勝ちそうなのはイタリア映画らしい。終盤まで派手なカーアクションが繰り返されるも車は炎上しないが、ラストでボスの車が炎上して決着がつくのはナイスな演出。
下の写真のような2台が大活躍。
それにしても当時の欧州車はそれぞれ個性的で魅力に溢れている。古き良き時代の欧州車を愛でる映画。