Mac miniのモニタをDisplayPort接続に変更したので、やっとHDCP対応ディプレイになりました。そこで「Macでnasneを見る」ことに挑戦してみました。
StationTV Linkの一択は変わらず
以前よりMacで見たいと思っていましたが、 私のディスプレイがHDCP対応でなかったため保留していました。当時調べたときは、著作権保護技術のDTCP-IPに対応したMac用アプリはピクセラ社の「StationTV Link」だけでした。
今回あらためてリサーチしてみましたが、やはりこの製品だけでした。DTCP-IPの規格がガラパゴスのためか海外製品もありません。困ったものです。
しかもこの製品は2015年を最後に更新されていない様子。一応、対応OSにHigh Sierraがリストされているので、動作確認はしているようですが、ちょっと不安になります。
お試し版をインストール
大丈夫かなと思いましたが、お試し版が提供されていてユーザー環境で動作確認できるとのこと。お試し版は、仕様は製品版と同じですが、動作時間が5分間に制限されています。購入前にお試しできるのはうれしいです。
Amazonのサイトには、期待通りに動かなかったいうレビューがいくつかありましたが、事前にお試し版を利用しなかったのでしょうか。謎です。
とにかく物は試しというわけで、さっそく試用版をダウンロードしてインストールしました。dmgファイルで提供されているので簡単にインストールできます。
動作確認
どきどきしながらアプリを起動すると、自動的にネットワーク上のnasneを検知してデータを取り込んでいる様子。しばらく待つと録画データのリストが表示されました。
番組をダブルクリックすると再生開始されます。字幕放送や音声多重放送にも対応しているようです。
あっさり動作確認できました。意外に音質がいいので驚きました。シークやスキップすると反応が鈍いのは残念ですが、ストリームなので仕方ないのかもしれません。
ちなみに現在放送中の番組を見ることができますが、チューナーが1基しかないので録画中はその番組しか見れません。
他に選択肢がないこともありますが、及第点をあげてもいいでしょう。
製品版にアップデート
お試し版にとくに問題がなかったので製品版を購入しました。購入後、シリアル番号が届くので、これをお試し版に入力すると、製品版にアップデートできます。
torne mobileとの比較
これまでiOS版のtorne mobileで視聴していました。nasne専用のアプリと比較してもフェアではありませんが、とにかくStationTV Linkは再生しかできません。
そこで再生機能で気になったことだけを挙げておきます。
- CMスキップができない
- 再生速度を変更できない
torne mobileでは自動的にCMスキップ用のインデックスが作成されて、CMを簡単にスキップすることができましが、StationTV Link ではそれができません。
またtorne mobileでは再生速度を2倍まで段階的に変えることができましが、StationTV Linkではできません。普段からtorne mobileでは1.3倍速か1.5倍速で再生していたので残念です。