少し前に都内某シネコンでOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』(総監督:安彦良和)を見てきました。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: Blu-ray
「ルウム編」の後編であり、アニメプロジェクトの完結編です。いつものとおりシネコンの各種割引きが適用されない強気の商売です。かなり割高感がありますね。しかもいままで見ていたシネコンでは上映がありません。どうしたものかと思いましたが、最後なので別のシネコンで見てきました。もはや惰性と言ってもいいでしょう。
AbemaTVの配信で過去作品を復習してから出かけましたが、やはり映画館の大きなスクリーンと音響設備で見るのはいいものです。テンションが上がります。
前作はシャアが、モビルスーツで連邦軍艦隊に突撃する直前で終了でした。「えー、ここで終わりか」と寸止めを食らった格好でしたが、本作ではジオン軍のモビルスーツが連邦軍艦隊を圧倒する戦闘シーンを堪能できます。
その後、ジオンは緒戦の優位を背景に有利な条件で停戦条約を締結するべく、連邦政府と交渉を始めます。その南極条約の会議の開催中、ルウム戦役で捕虜にされたレビル将軍が脱出して徹底抗戦を主張する演説を行う重要なシーンが描かれます。
そしてプロットは「ファーストガンダム」の冒頭に接続することになります。ラストで、後のホワイトベースの乗組員たちが一人ずつ紹介されて終了です。
アニメプロジェクトを「ファーストガンダム」の前日譚にとどめたことについては賛否両論があるでしょうが、私はいい引き際だったと思います。コミック原作の全編がこのクオリティでアニメ化されれば、それはそれで素晴らしいとは思いますが、現実的にはいろいろと難しいでしょう。いつ完結するからわかりませんし……。
本編終了後、これまでは次回予告が流れていましたが、今回は当然それもありません。寂しい思いもありますが、これまでありがとうと言っておきます。
以下、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を5作品を映画館で見てきたときの感想です。