退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

映画館でアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』見てきました

都内某シネコンOVA機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』(総監督:安彦良和)を見てきました。全4話の「シャア・セイラ編」の最終話です。いつものようにシネコンの割引きはありません(涙)。

この第4話では、これまでのあらすじのあと、前話の「暁の蜂起」の戦勝パレードから始まります。多くの人は「え、この蜂起て犯罪じゃないの?」と思うでしょうが、案の定、連邦軍はジオンに猛抗議して首謀者・ガルマ・ザビ(声:柿原徹也)の引き渡しを要求します。しかしデギン(声:浦山迅)の貫禄というか強硬路線の前には「ぐぬぬ」となり、連邦とジオンの間の緊張が高まります。

この騒動で詰め腹を切らされたシャア・アズナブル(声:池田秀一)は除隊して地球に降り、建設労働者として雌伏します。そこでララァ・スン(声:早見沙織)と運命の出会いを遂げ、マフィアから彼女を助け出し再び宇宙に上がります。

その後シャアは軍に復帰し、ランバ・ラル(声:茶風林)や黒い三連星たちとモビルスーツを駆って、ミノフスキー博士(声:坂東尚樹)の連邦への亡命を阻止する作戦に参加します。一方の連邦軍も博士救出のため新型モビルスーツ中隊を投入し、史上初のモビルスーツ同士の戦闘が繰り広げられるます。

この戦闘が今回の最大の見どころです。ミノフスキー博士が開発したジオンのモビルスーツが連邦のモビルスーツ部隊を圧倒し、この屈辱的な敗北が連邦をガンダム開発に向かわせることになります。こうしてジオンと連邦の対立は決定的となり一年戦争に向かっていきます。

これで一年戦争以前を描く「シャア・セイラ編」は無事終了です。本編上映後、2017年公開予定の「ルウム編」の映像が紹介され、さらに2018年には「誕生 赤い彗星」が公開されるアナウンスがありました。ずいぶん引っ張るなぁとも思いますが、いまを逃すと「ジ・オリジン」の映像化できないでしょうから、安彦良和さんにはがんばってもらうしかありません。期待しています。

余談ですが映画館でオマケのステッカーもらいました。連邦版ではなくジオン版がほしかったかも。

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