2週間ぐらい前にiOSの最新版「iOS 11.3」のリリースされてから不具合がないか様子を見ていたが、致命的な問題はなさそうなので日常使っているのiPhone 6sをアップデートした。
今回リリースされたiOS 11.3には、バッテリーの劣化状況を確認する機能が新しく追加されている。この機能は昨年末に炎上した「iPhone速度抑制問題」に対する、Appleの対応策のひとつである。
バッテリーが劣化したiPhoneではピーク時の性能を落とすことで要求する電力負荷を減らし、予期せぬシャットダウンを予防しようとする機能が「こっそり」実装されていて大反響を呼んだ。
個人的には予期せぬシャットダウンを経験するより、パフォーマンスを落としても長く使える方がいいと思う。しかし世間にはそう思わない人も多く、次々と集団訴訟が起こる騒ぎになった。
iOSのアップデート後、ものは試しということで、Battery Health (Beta)でバッテリーの劣化をチェックしてみた。言語環境を英語にしているので表示は英語である。
結果は下記のとおり。
- Maximum Capacity: 77%
- Peak Performance: Supporting normal peak performance
「最大容量は77パーセント」でかなり劣化が進んでいるが、「標準のピークパフォーマンスに対応」しており性能は制限されていない、という結果だった。さらに「電池交換できますよ」というメッセージが表示された。
上記の騒動があったおかけで、年末までAppleは、バッテリー交換を通常8800円(税別)のところを3200円(税別)で提供している。手元のiPhone 6sをいつまで使うかわからないが、いまのうちにバッテリー交換しておくもが得策なのだろうか。いまのiPhone 6sにはとくに不満はないが、いろいろ考えてしまう。