退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】わたなべぽん『やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』(幻冬舎、2016年)

ライフハックというか生活改善への示唆に富むコミックエッセイ。「やめてみた」のタイトルどおり、生活に絶対必要だと思い込んでいるモノでも思い切ってやめてみると生活が身軽になるという話。いま流行りのミニマリストの考え方に通じるかもしれない。

しかしこれまでにミニマリスト関連の本を何冊か読んでいたこともあり、目新しい提案はなかった。筆者が女性ということも大きいかもしれない。

それでもいくつか気になった「やめたモノ」を列挙しておく。

  1. 朝の電気カミソリ(夜の入浴時のT字カミソリに)
  2. 電気掃除機(フロアワイパーに)
  3. 夜ふかし

カミソリは旦那さんの体験談だが、いずれも深掘りされていないのでやや不満。とくに「夜更かし」(夜型生活)の是非については興味があるので、本1冊かけてじっくりと扱ってほしいぐらいのテーマである。

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