退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

タモリ倶楽部に綿矢りさが出ていて感激した件

週末にテレビ朝日で放送された「タモリ倶楽部」の録画を観ていたら、作家の綿矢りささんが出演していた。

ああ、バラエティ番組に出る人なのかと意外に思った。「蹴りたい背中」で第130回芥川龍之介賞を最年少で受賞したのは2004年1月のこと。同じく「蛇にピアス」で受賞した金原ひとみとの並びが記憶に残っている。見た目が好対照だったのでインパクトがあった。もう13年前のことだ。

今回のタモリ倶楽部は、恒例の「役に立たない機械2017」という、早稲田大学建築学科のゼミの成果(?)が紹介する企画だった。出演者はタモリを含め早大出身者で固められ、綿矢りささんもOGのひとりとして出演。今週末に後編が放送予定。

何かのPRで出演したかと思ったが、そういうわけでもなく淡々と番組が進行していった。あいかわらずの不思議ちゃんぶりで懐かしかった。

読書ノートによれば、最後に綿矢りさの作品を読んだのは『ウォーク・イン・クローゼット』(講談社、2015年)だったが、『私を食い止めて』という新作が出ていたのを見つけたので、これを機会に読んでみようと思った。

週刊朝日 2017年 2/10 号 [雑誌]