記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書)
- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 新書
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正直あまり目新しい話はないが、記者クラブの必要性を説き擁護する元産経新聞の人との対談があるのは新鮮に感じた。もっとも議論は噛みあっていなかったが…。ネット時代の到来により状況が大きく変わった主張していていて、とくにtwitterの効能が強調されているのが特徴的。
民主党による政権交代により、ようやく首相官邸の記者会見がオープンになると思いきや、官邸前で追い返される筆者たちの姿には臨場感があった。結局、管首相になって官邸記者会見はどうなったのだろうか。ノーカットでネット配信されていないようだが、どうなったのだろう。
『ジャーナリズム崩壊』以来、記者クラブ問題を社会に提起し続けて筆者の功績は大きい。タイトルには「記者クラブ崩壊」とあるが、まだ戦い半ばというところか。