先週、早稲田松竹で「ヴィターリー・カネフスキー作品3本立て」を観てきた。上映作品は次のとおり。
- 動くな、死ね、甦れ! (1989)
- ひとりで生きる (1991)
- ぼくら、20世紀の子供たち (1993)
ヴィターリー・カネフスキー監督は、53歳にして表舞台に踊り出て、わずか5年の間に上記の3本の名作を残して、映画界から姿を消した伝説の映画監督である。作品で日本の歌がさかんに使われていたが、監督は日本とどのような関わりがあったのだろうか。
「ぼくら、20世紀の子供たち」は今回初見。ソ連崩壊後の不安定な社会を生きる子どもたちを対象にしたドキュメンタリー。監督が取材を通して子どもたちにふれあい、子どもたちが自分を語りだす。
このドキュメンタリーには、第1作、第2作で主演していた少年が成長した後、更生施設に収容されている姿もあった。かつて共演した主演女優と施設内で対面する。二人とも成長しているが、当時の面影を残している。二人の将来に想いを巡らせてしまう。
彼の作品はDVDになっていないでの、是非映画館で観たいと思って出かけたが、調べてみると今回の上映作品がDVD BOX で発売されるようだ。さすが紀伊國屋書店。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2010/08/28
- メディア: DVD
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