借りてきた『文學界』2008年12月号を読んでいると、全29回にわたり連載されてきた、佐藤優「私のマルクス」が最終回を迎えていた。筆者の青春記である学生時代にはじまり、外交官としてソ連の崩壊までずっしりと読み応えがあった。
![文学界 2008年 12月号 [雑誌] 文学界 2008年 12月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FmtUubNZL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/11/07
- メディア: 雑誌
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
時折挿入される神学についての議論にはついていけなかったが、民族問題などは興味深く読んだ。ロシアが少しは身近に感じられるようになった気がする。
やや余談だが、空腹となる時間帯に読むことが多かったせいもあり、ロシア料理の描写がおいしそうで気になった。一方、せっかくロシアにいるのに、音楽や美術の話題が少ないのは残念。興味が薄いのだろうか。
本連載の青春期のあたりは、すでに単行本として出版されているようだ。

- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 59回
- この商品を含むブログ (58件) を見る