タモリがMCを務める深夜バラエティ「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系列)が、3月31日深夜に最終回を迎えた。
同番組は、1982年10月にスタートしてから40年4カ月と続いてきた長寿番組。最終回はタモリが自ら腕を振るう料理企画だった。こころなしかタモリのテンションが高かったものの、スペシャル感のない普段どおりの番組進行で、最後まで「通常運転」で走り抜けた。
番組開始時に始まったミニコーナー「ドラマシリーズ 男と女のメロドラマ 愛のさざなみ」(脚本:景山民夫、出演:中村れい子)を見ていた記憶があるので、時期により濃淡はあるもののほぼすべての期間にわたり視聴していたことになる。80年代の深夜バラエティが面白かったなぁと感慨に浸る。
最終回にあたり、過去映像の蔵出し企画があるかなと期待していたが実現せずに残念。過去の映像は権利関係が複雑なのかもしれないと想像する。まあ通常運転でしゅっと終わるのが、この番組らしいと言えばそうなのだろう。
いくら長寿番組とはいえ、人間がやる以上、いつまでも続くものではないことはわかっているが寂しい限り。昭和がまたひとつ終わった。