退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

KDDIの大規模通信障害を詫びる社長会見を見て思ったこと

3日、KDDIの大規模通信障害を受けて同社の高橋誠社長が記者会見した。まだ復旧していない段階での会見は異例のこと。リアルタイムで見て思ったことを以下に書く。


www.youtube.com

社長は「安定したサービスを提供しなければならない通信事業者として反省している。深くおわび申し上げる」と陳謝した。一応障害について説明があったが、いまだ復旧していないことや、分析が十分終わってないことからいまひとつ物足りない内容だった。

わかったのことは、大規模に輻輳が起こるとどうしようもないということ。ネットワーク運用ではもっとも避けなければいけないとされているはずだが、今回ある保守作業を誘因としてあっさり輻輳を起こしている。これに対する防止策を取り得るのかわからないが、インフラを担うネットワークなのに脆弱すぎる。

また会見ではiPhoneの挙動についての言及もあった。私も今回経験したことだが、以下のことは不思議だが事実のようだ。

  • アンテナピクトが立ってなくてもデータ通信が可能な場合がある
  • アンテナピクトが立っていても音声通話ができない場合がある
アンテナピクトが立っていないiPhoneの画面

いずれもネットワークが不安定なときの挙動なので、ほとんど役に立たないかもしれないが、いざというときに備えて覚えておいてもいいかもしらない。アンテナが立っていなくてもLINEはできるかもしれないということ。

会見では賠償についても触れられていたが、povoユーザーには何かあるだろうか。せっかくの週末に使えないのは個人的に痛かった。ここは「3GB分のプロムコード」を希望します。それでチャラにしてもいいよ。

いずれにせよ最近は通信インフラも当てにならないから、複数キャリアと契約して万が一の通信障害に備えるのがいいようだ。KDDIだけとかdocomoだけというのではリスクが高すぎる。