Amazonプライム・ビデオで映画『トップガン』(1986年、監督:トップガン)を鑑賞。言わずもがなのトム・クルーズ主演による戦闘機パイロットの映画。現在公開中の『トップガン マーヴェリック』の予習のために見てみた。
米ミラマー海軍航空隊基地。エリート集団「トップガン」に仲間入りしたF14トムキャットのパイロットのマーヴェリック(トム・クルーズ)は、ライバルのアイスマン(ヴァル・キルマー)らと訓練三昧の日々。その合間にブロンドの美人教官チャーリー(ケリー・マクギリス)をナンパしていい仲になるが……。
ライバルとのトップ争い、相棒の事故死、ヒロインとの恋愛、仮想国との実戦などてんこ盛りのストーリーだが、はっきり言ってプロットは「子どもだまし」である。どうということの映画であるが、これが空前の大ヒットになるのだから映画ビジネスはわからない。
当時は画期的に思えた空戦シーンも、いま見るとフツーに思えてしまう。すっかり舌が肥えてしまったのだろう。それにしても敵機を撃墜して、戦闘機乗りは興奮して「ビンゴー」というものだろうか。機械のように黙々と操縦するのではないかなぁ、などと思ったものだ。
いまなお素晴らしいのは映画音楽。80年代の雰囲気をフィルムに封じ込めることに成功していている。その点は高く評価できる。
また主演トム・クルーズがバイクで疾走するシーンや、F14が夕陽に消えていくシーンなど映画としての見せ場があるのは救い。内容よりも雰囲気を楽しむ映画だろう。
よし、これで復習はバッチリだ。さて映画『トップガン マーヴェリック』を見に行こうと思ったが、よんどころない事情でしばらく見ることができなくなった。リスケだ、リスケだ!近くのシネコンではいつまで上映してるのだろう……。