いまさらだが、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」特集で話題になった「月刊ニュータイプ」(2021年6月号)をパラパラをめくっていた。
ひと通りエヴァ特集を読み終えて他の記事をザッピングしていると、技来静也と三浦建太郎の対談記事を見つけた。見開き1ページの短い記事で、今年4月から放送されたテレビアニメ「セスタス -The Roman Fighter-」の放送に合わせての企画だろう。
三浦建太郎は「ベルセルク」の原作者であり、今年5月に他界している。数か月前に出版された雑誌でこの対談記事を見つけて驚いた。「セスタス」シリーズの原作者・技来静也は、三浦と高校の同級生であり、かつて三浦のアシスタントを務めていたことはよく知られている。
対談では、「ベルセルク」の精緻な描画をアシだった技来が担っていたことや、映像化に向けて残酷な表現の限界などを語っていて興味深い。
そして、あらためて「ベルセルク」が未完(スタッフが引き継ぐかもしれないが……)に終わったことに思いを巡らせた。