退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

菅首相が唐突に医療提供の方針転換を打ち出して大炎上

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まらず、病床が逼迫していく中、政府は2日、重症者や重症化の恐れのある人以外は、原則自宅療養とする方針を決めた。


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私が最初に突然の「方針転換」をニュースを見たのは上の動画だった。いつものように原稿を読むだけで、自分の言葉で語らない菅首相に心底呆れた。自分の話していることの重大性を本当にわかっているのだろうか。

この「方針転換」には、素人考えでも納得できない点が多い。とにかく説明不足なのだ。思いつくまでに疑問点を列挙してみる。

  • 本当に病床は逼迫しているか?(データ出してよ)
  • 入院患者のうち軽症とされる患者はどのくらいいるのか?
  • 自宅療養と入院の選別は誰がどのような基準でやるのか?
  • 肺炎を起こしているような中等症(Ⅰ)の患者を自宅療養で大丈夫なのか?
  • 自宅療養の患者に治療薬の投与はできるのか?
  • 自宅療養の患者が急変したときにすぐに入院治療できるのか?

上の会見では用意された原稿を丸読みするだけで、まったく疑問に答えていない。

かつて大阪などで「自宅療養」の患者の多くが、本来受けられるべき治療を受けられずに命を落とした先例をまったく理解していない。今回の「方針転換」により、失われる命が増えることは間違いない。

そもそも「自宅療養」という言葉がごまかしで、ただの「自宅放置」であることは誰の目にも明らか。棄民政策といってもいい。

いずれにせよ、ついに菅内閣が「医療崩壊」を認めたという事実は看過できない。もう菅内閣にコロナ対策を任せておけない。もはや自民党には下野もらうしかないだろう。