退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

東京も12日から「まんぼう」適用! うーっ!

政府は9日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を首相官邸で開き、緊急事態宣言に準じた対応を可能とする「まん延防止等重点措置」(以下、まんぼう)を新たに東京都と京都府沖縄県にも12日から適用することを決めた。東京においては緊急事態宣言の解除からわずか2週間余りのことである。期限は5月11日。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021040900817www.jiji.com

菅首相は今回は記者会見を行われず、囲み取材による説明となった。ますます死んだ魚のような目になっていて、本当にガースーで大丈夫かと思ってしまう。そもそも飲食店の営業時間を午後9時から8時に1時間だけ繰り上げてどれだけの効果があるのかという根本的な疑問がある。もう打つ手ないのかもしれないが、無策ぶりが際立っていて哀れですらあある。


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これを受けて小池百合子東京都知事も「まんぼう」適用決定を発表する記者会見を行った。こちらも疲れ切った表情から心労がうかがえる。


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東京において、「まんぼう」の対象区域は、23区と武蔵野・立川・八王子・町田・調布・府中の多摩6市である。非常事態宣言が都道府県単位であったのに対し、「まんぼう」は知事が市区町村単位で適用区域を決めることができるらしい。下のマップを参照のこと。

重点措置の新たな対象区域と期間(ソース:時事通信社

個人的には武蔵野市が対象区域なのに、なぜ三鷹市小金井市は対象外なのという疑問はあるが、市区町村で区切ったらどこかに境界ができるのは仕方ない。飲食店のなかで不公平感が生じるかもしれない。また沿線で移動している人が多いことを考えるとこのやり方が合理的なのかわからない。

さらに、これまで首都圏1都3県の足並みをそろえて新型コロナに対応してきたのに、今回は東京都だけ「まんぼう」適用である。小池都知事が他の県知事に忌避されているのだろうか。そうは言っても人々の生活圏は1都3県にまたがっているのだから本当に東京都だけでいいのか疑問である。

まあいろいろ理解不能なことはあるが、来週から「まんぼう」適用での新しい生活が始まることになる。また8時でカフェを出なければならなくなるのがいちばんツライ。