【映画感想】『キングスマン: ゴールデン・サークル』（2017) / 「キングスマン」シリーズ第2作。続編はむずかしい

DVDで映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』(2017年、監督：マシュー・ヴォーン）を鑑賞。スパイ・アクション映画『キングスマン』(2014年)につづくシリーズ第2作。

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ハリーの死後、エグジー（タロン・エガートン）は、スパイ組織「キングスマン」のトップエージェントとして活躍していたが、巨大麻薬組織「ゴールデンサークル」の攻撃により組織は壊滅し、かろうじて難を逃れたマーリン（マーク・ストロング）とともに、ケンタッキーのウィスキー会社へ向かう。ここは「キングスマン」と同様に、独立スパイ組織として活動する「ステイツマン」の本拠地だった。彼らの協力を得て「ゴールデンサークル」の陰謀に立ち向かうのが……。

Kingsman: The Golden Circle | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX

前作が画期的なスパイ・アクション映画だったこともあり、続編でこれを越えるのことの難しいことが伝わってくる。前作は問答無用の痛快さがウリだったのに、それらしい理屈を付けたせいで全体として中途半端な映画になってしまった。それでも局所的にはアクションシーンの映像は楽しめる。グロ注意だけどね。

やや期待ハズレだったが、そのなかで突出していたのエルトン・ジョンの存在。英国での彼のポジションはよく知らないが、ミュージックシーンの大御所的な存在ではないだろうか。それが、「あの役」で映画出演しているのは驚いた。仕事は選んだほうがいいのではとさえ思った。ファンはどう思うのか訊いてみたい。

どうせテキサスを舞台にするなら、テキサス人を揶揄したようなネタがほしかったし、イギリス人とアメリカ人の対比したネタも盛り込んでほしかった。

なお前作のオマージュがあちこちに織り込まれているので、ぜひ第1作を見てから本作を見ることをおすすめしたい。

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