退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

観客を入れて大相撲7月場所始まる!

大相撲7月場所が19日、東京・両国国技館で始まった。宝塚歌劇団の公演再開に続いて、いよいよ日常が戻ってきた。

大相撲は新型コロナウイルスの影響で5月の夏場所が中止になり、史上初の無観客で開催した3月の春場所以来となる本場所だ。例年なら7月場所は名古屋で開催されているが、会場を東京に移しての開催になった。11月場所も九州ではなく両国開催になるのだろうか。

今回、1月の初場所以来、半年ぶりに観客を入れて行われたが、感染拡大防止のため1日当たりの観客の上限は、通常の4分の1となる約2500人に制限された。砂かぶりと言われる溜席は開放せず、通路際の席も使用していない。さらに通常は定員4人のマス席も1人に制限した。観客の歓声も自粛が要請されている。感染防止のためにできることはなんでもやるという協会の姿勢が感じられる。

2500人も観客を入れて大丈夫なのかと思ったが、会場の映像を観るとガラガラだし、歓声がないのも盛り上がりに欠けてさみしい印象を受けた。

一方、マス席をひとりで専有している観戦している様子を観ると、ゆったりとしてうらやましいと思った。いつもより料金は高いのだろうか。コロナ禍ならでは観戦風景である。

相撲 2020年 06 月号 7月場所開催祈念号