Eテレ(NHK教育テレビジョン)で放送中のテレビアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」がついに第2シーズンに突入しました。
これまで2年前にTOKYO MXで放送していた第1シーズン(全12話)を再放送していましたが、ようやく地上波初放送となる第2シーズンが見られました。2年ぶりとは随分と長く待たされたものです。
ちなみに第1シーズンを見終わった時点での当時の感想はこちら。正直、「つづきは映画館で!」と言われて見る気にならず、地上波に降りてくるまで待っていました。
第2シーズンの初回(通算では第13話)は、「アムリッツァ」というサブタイトルでした。第1シーズンの終盤で描かれた同盟軍の帝国領侵攻の結末がアムリッツァ会戦で決着がつき、惨敗した同盟軍の人事が一新されてヤンが昇進してイゼルローン要塞の司令官として赴任するまでが描かれます。
初回を見ての感想は、2年前の感想とあまり変わりません。映像技術の進歩によるメカニックの描写は見るべきものがあるが、人間ドラマや政治ドラマが淡白で大人の鑑賞には耐えられません。おっさんとしては旧作(石黒版)のほうがよかったとため息をつくしかありません。
それでも猪突猛進のビッテンフェルト提督の黒色槍騎兵艦隊が、ヤンが仕掛けた大質量の採掘惑星により撃破されていくシーンは見応えがありました。さすがProduction I.G.というところです。
まあCG全開の戦闘シーンは楽しいけれど、銀河英雄伝説の魅力の本質とは違うように思います。でもせっかく地上波まで降りてきたので、文句を言いながらも全話見るつもりです。
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』第一章 ロングPV
このタイミングを測ったのかわかりませんが、旧作の石黒版「銀河英雄伝説 本伝」がAmazonプライム・ビデオで配信開始されました。現時点で配信されているのは、シーズン1の26話分だけですが、「銀河英雄伝説 Die Neue These」の進行に合わせて、石黒版と比べながら見てみるのも一興です。
旧作は手描きのセル作画なので、現代の作画に慣れている人にはキビシイかもしれませんが、石黒版を推すオールドファンの気持ちが少しでも伝わるとよいのですが……。