先月までBS12で放送されていてテレビドラマ「まんが道」(全15回)を見終わりました。1986年にNHKの銀河テレビ小説として放送されたドラマです。1話20分のドラマなのでそれほど長くありませんが、いま見ても大志を抱いた若者たちを熱く描いていて、見ていてもワクワクするドラマです。
原作は、有名な藤子不二雄の自伝的漫画作品。漫画家を目指す2人の青年の成長を描いた超長編青春漫画。本作は、富山県高岡市の学生時代から漫画家デビュー、そして新聞社時代を経て、漫画家を目指して上京するまでをドラマ化しています。
主役の長身の満賀道雄(我孫子先生)を竹本孝之、メガネで背の低い才野茂(藤本先生)を長江健次が演じています。その他にも蟹江敬三、イッセー尾形、江守徹、ケーシー高峰など芸達者が揃っていて魅せてくれます。最終回はこんな感じでした。
ホンモノの漫画家になるため上京をすることを決意し、新聞社を辞めることになった道雄(竹本孝之)のために、職場の仲間たちが送別会を開いてくれた。文芸部長(蟹江敬三)や、西森(イッセー尾形)たちの姿もある。そして夜行列車で故郷・高岡から旅立つ二人。
東京に到着後、トキワ荘を訪れた二人は、手塚治虫(江守徹)から夕食に招かれて「君たちをライバルだと思っている」と激励される。感激した二人は、「まんが道」に命を賭けて邁進しようと誓い合うのだった。
このドラマには、上京後の活躍を描く続編「まんが道 青春編」が作られています。当然、BS12で続けて放送されると期待していましたが、なぜか別の番組が始まってしまいがっかりです。いずれ続編も見てみたいものです。
まったくの余談ですが、学生のとき勉強を教えていた中学生が好きだったのが主演の竹本孝之でした。当時のことを思い出せるドラマでもあります。