退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

南Q太のコミック「ひらけ駒!」をKindleで読んで「あれ?」と思った件

図書館が休館していることもあり、最近はKindle Unlimitedをサブスクして電子書籍を読んでいる。

ただコミックについては、売れ筋の大手出版社の作品はKindle Unlimitedにほぼ見あたらない。それでも、かつて青年漫画雑誌「モーニング」で連載されていた「ひらけ駒!」があったので読んでみた。しかし全巻あるのかと思ったがそうは問屋は卸さなかった。。

この作品は全8巻で完結しているが、Kindleストアにはなぜか第4巻までしかなかった。第5巻から第8巻までは、Kindle Unlimited にないだけでなくKindle化されてない模様。しかもKindle版は講談社からではなく別の出版社から提供されていた。権利関係で何かあったのだろうか。

この作品は将棋を通して少年の成長を描きながら、母と息子の日常を静かに綴っていく。数ある将棋漫画のなかでも独特のテイストだ。母親視線の漫画だなと思い読んだが、作者は女性で息子が将棋に興味を持っていたという。

好きな漫画だが物語は途中で連載が終わってしまうのは残念。でも再会できてよかった。

連載再開後、Web雑誌に掲載されていた「ひらけ駒! return」(全2巻)も併せて読んだ。こちらは初見。本編の続編かと思ったが、時間が戻っていて主人公が将棋を始めるところからだった。予想とちがったがこちらも楽しめる。