退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

新型コロナ、WHOがパンデミックと宣言!

世界保健機構(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長が、11日、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行を「パンデミックと見なせる」と発表した。私などは記者発表での自信のなさそうな話し方にイラッとしたが、ネイティブにはどう響いたのだろうか。スポークスマンがシャキシャキと対応したほうがよかったのではないか。


World Health Organization declares coronavirus a pandemic | ABC News

さて日本の最近の状況をみると「やっとか。遅かったな」と思ったが、やはり「パンデミック」という語は避けたいという当局の思惑も働いているように思う。これで国際社会が新型コロナの流行を「パンデミック」と認知したことになり、今夏に予定されている東京オリンピックの開催もいよいよ危ぶまれる事態になった。

新型コロナは厄災であるとしても、各国の対応をつぶさに見ているとお国柄が出ていて興味深い。やはり他国の脅威にさらされている国や常に戦争をやっている国は対応が速いし、徹底している。

それに比べて日本はまったくダメすぎる。戦後、一応平和だったのは誇りに思ってよいのだろうが、こういういわば有事のときの政府の対応は頼りない。もともと法的な整備がなされていないことあるのだろうが、東日本大震災を契機にもう少しなんとかならなかったのかという思いは強い。

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