退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】岡田正彦『大丈夫か、新型ワクチン:見えてきたコロナワクチンの実態』(花伝社、2021年)

現在、新型コロナの第6波といわれる感染拡大を受けて「まん防」が適用されて、3回目のワクチン接種が国策として強力に進められている。

本当に「ワクチン接種で安心」と言えるのか、と疑問に思っている人が多いのではないか。これまで何冊が新型コロナの関する本を読んだが、自らの判断でワクチン接種を受けるどうかを決めるのに読んでおくべき本としておすすめしたい。

読後、とくに重大だと思ったのは次の2つ。

第一は新型ワクチンのリスクについて伝えるメディアが極端に少ないこと。情報統制されているのではないかと思うほど、大手メディアは政府の「ワクチンうてうて」という号令に乗っかっている。本書にもあるが、mRNAワクチンを接種した場合の長期的安全性はまったく不明であるという点は重大である。最近は子どもへの接種も進められうというからおそろしい。

第ニは巨大製薬会社(メガファーマ)の医療業界への影響力の強さである。医師すらもメガファーマからの便宜供与や情報に汚染されているという。論文執筆代行まで請け負うというから驚きだ。こうして製造された製薬会社に都合ほよい論文が出回り、政策決定に使われているのだとしたら、これまたおそろしい。


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一応、日本では希望者がワクチン接種を受けることになっている。「同調圧力」に負けて将来後悔しないためにも一読をおすすめする。とくに若い世代の人は慎重であってほしい。

なお最近、続編も上梓されているのでいずれ読んでみるつもりだ。