NTTドコモは15日、新料金プランを発表した。端末代金と通信料金を分けた、いわゆる“分離プラン”に適応した料金プランとなっているのが特徴。「ギガホ」「ギガライト」のシンプルな2択、最大4割おトクを謳っているがかなりあやしい。
ドコモが新料金プランを発表・会見ノーカット版【2019年4月15日】
細かいことは専門家たちが分析しているので、以下にざっくり新料金プランの感想を述べる。
ぜんぜんシンプルじゃない！
「これからはシンプルな2択」とあるが、実はかなりややこしい。「ギガホ」「ギガライト」の二択ということだろうが、さまざまな条件によって料金が変わり、ぜんぜんシンプルではないのだ。
ドコモのサイトに用意されている料金シミュレーションを使うと、ユーザーが必要とする条件で料金の見積もりができる。わざわざショップに行く必要もないのは便利かもしれない。それでも端末代金の割賦が残っていたりするとややこしいので、やはりショップで相談することになるのだろう。
ぜんぜん安くない！
新プラン「ギガライト」1,980円 とあったので、期待してシミュレーションしてみたが、ぜんぜん安くない。がっかりだ。
1980円とういのは釣りで、ハードルが高い条件がいろいろ付いている。これが小さい文字で書かれている……。
- データ量1GB/月以下
- 家族3回戦以上がドコモなら、一人あたり
- 2年定期契約
これではまったく触手が動かないが、まあこんなものだろう。
まだ2年縛りがある！
今回いちばん驚いたのは、端末代金の割賦がないのにもかかわらず「2年縛り」が残っていたこと。新プランでは、2年縛りを選択しないこともできるが、その場合は一定額料金に上乗せされる。なんだかな～。
私は「2年縛り」は嫌いで、3年前に端末をApple Storeで調達して、それ以来MVNOを利用している。ようやくキャリアでも分離プランが提供されるというので期待していたのが、まだ「2年縛り」が残っていてびっくりした。意味がわからない。総務省は、このような「縛り」を禁止すべきだろう。
