今週末に配信されたAbemaTVで進行中のリアリティショー「青学一直線」に、ビリギャルこと小林さやかが出ていた。ベストセラーになったノンフィクション『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のモデルとなった女性である。その後、有村架純主演で映画化されて話題になった。私も当然読みました。
バラエティなので本の表紙のようなギャルの出で立ちで登場するかと思いきや、いたって普通の格好。まあ結婚生活4年目の29歳というのだから仕方ない。この人がビリギャル本人かと思って面白く見た。講演慣れしているのかしゃべりも達者。ちなみに本の表紙は別人のモデルです。あしからず。
この回は、ビリギャルの他に武井壮、村西とおる(!?)が登場して、大逆転ストーリーや㊙︎テクニックを紹介するという企画だったが、受験勉強はどこに行ったのだろうか……。
もともとこのリアリティショーは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳がおよそ100日間本気で猛勉強をし、憧れの青山学院大学に合格できるかどうかを追うという企画。それなのに受験勉強のディテールがあまり出てこないの不満。
大手予備校「東進ゼミナール」からバックアップを得ているが、講師たちがどのような受験指導をしているのか、どのような教材を使っているのかなどのディテールがさっぱり出てこないいために、いまのところリアリティに欠ける内容になっていて残念。
芸能界で頂点まで上り詰めたロンブー淳は、頭が悪いはずもなく、大人ならではの自己コントロールもできるはず、しかも専任講師付き。番組では、こうした環境で、ロンブー淳どのように受験勉強をこなして、目標に近づけるかを丹念に追ってほしいものだ。期待していますよ。