ラジカセとそのカルチャーを楽しむ「大ラジカセ展」というユニークな展示会を見てきました。
この展示会では、ラジカセ本体はもちろんカタログ、カセットテープ、ラジオ番組などの当時のカルチャーに浸ることができます。おっさんほいほいの企画ですが、若い世代の人も来場していたのも印象的でした。
▲カセットテープを模したデザインのチケット
SONY CF-1980
会場には100台近いラジカセが展示されていましたが、私が注目したいのはコレ。
私が使っていたラジカセは名機の誉れ高いCF-1980mk2でした。会場には兄貴分の展示がありました。いまみてもカッコいいです。
▲SONY CF-1980
▲SONY CF-1980の分解展示
カタログ
ラジカセはパーソナルな家電として主に若者をターゲットにしていたのか、当時のアイドルの起用も目立ちます。ずらりと並べて見ると迫力があります。表紙だけで中が見れないのは残念。
カセットテープ
もうひとつの主役のカセットテープの展示もありました。凝ったデザインのパッケージが懐かしい。
▲カセットテープのパッケージ
ラジオ
ラジカセ文化と言えばラジオ番組も忘れられません。この展示会は在京のラジオ局が協力しているので、各局の懐かし資料も紹介されていました。懐かしい番組の音源も聞くことができます。しかしラジオ局の数は変わりませんね。
現役の女子大生がDJを務めた画期的ラジオ番組「ミスDJリクエストパレード」。女子大生ブームの嚆矢となりました。
▲ミスDJリクエストパレード
この秋からレギュラー番組として復活した『ミスDJリクエストパレード〜8116サタデーアップ!』の大きなポスターがありました。当時DJを務めていた千倉真理がDJを担当しています。当時19歳だった彼女はいまや50歳とのこと。びっくりですね。
懐かしくなってradikoのタイムシフトで前回の放送を聞いてみると、なんとこの展示会が紹介されていてびっくりしました。
▲ミスDJリクエストパレード〜8116サタデーアップ!
TBSの深夜放送「パックインミュージック」の写真もありました。ナッチャコパックはもはや伝説。ちょっと時代がちがうのですが私のラジオの原体験はここにあります。
▲ナッチャコパック
最後に
いまではラジカセという語が死語になりつつあることを思うと時代の流れを感じます。楽しいひとときを過ごしました。80年代は江戸時代なら元禄時代ではなかったかと、最近思うときがあります。
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