退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

去年アーロンチェアを買った話

年末、iPhoneの写真を整理していると、丸の内にあるハーマンミラー直営店の写真が出てきた。そう言えばいままで使っていたワーキングチェアが壊れたので、昨年春にアーロンチェアに乗り換えたのを思い出した。消費税が上がる前の頃だ。
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椅子を買い換えるときいろいろ検討したが、その一環でハーマンミラーの直営店にも行ってきた。店内はいろいろなタイプのアーロンチェアだけでなく、より新しい思想で設計されたワーキングチェアなど、ハーマンミラーの製品の展示があり壮観。どれも高価なので、なにか場違いな気もしたが見ている分にはおもしろい。

女性店員から詳しい説明を聞いて、試しに座らせてももらった。しかしちょっと座るのと長時間使うのとはではまったく違うから、椅子を選ぶのは本当にムズカシイと実感。正直、イチかバチかのところもある。

消費税が上がる前に買うつもりだと話をすると、それよりも為替の影響が大きいとのことだった。定期的に国内販売価格の見直しをしているらしい。円安傾向が続いているので結果的オーライということになる。

その場では買わなかったが、考えたあげく結局アーロンチェア増税前の駆け込みで買った。もちろん他のワーキングチェアとの比較もしたが、端的にいうと簡単に買い換えることができないので後悔したくなかったというのが大きな理由だ。アーロンチェアならダメでも諦めがつくというものだ。
アーロンチェア ポスチャーフィットフル装備 グラファイト/クラシック Bサイズ AE113AWBPJG1BBBK3D01

購入後、アーロンチェアには概ね満足しているが、気がついた点を2つほど挙げておく。

まず、アーロンチェアは「作業用」で安楽椅子ではないということ。座面がメッシュのせいもあり、深く正しい姿勢で座らないと落ち着かない。以前使っていた椅子は座面がクッションだったので、座面の前方にチョコンと座ることもできたが、こちらはちょっと使い勝手がちがう。またバックレストももう少し高ければと思うこともある。

こうしたことも「作業用」の椅子と割り切ればアーロンチェアは合理的なのだろう。疲れたときに休むために、近くにソファやベッドを置くとよいかもしれない。以前の椅子では変な体勢で寝てしまって体を痛めて病院に行くはめになったこともあるので、アーロンチェアのように作業用に特化したほうがよいのだろう。

次に掃除がやりにくいこと。脚部が複雑な形状をしているのでたまったホコリを取り除くのが面倒だ。これはアーロンチェアに限ったことではないだろうが、神経質な人は気になるかもしれない。当方はずぼらなのでそれほど大きな問題ではないが。

まだ1年も使ってないので耐久性は未知数だが、12年保証らしいので安心している。しかし修理時はスツールで机に向かわなければならないので困りそうだ。せっかく買ったのだから長く大切に使っていきたい。
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