映画俳優・高倉健さんの訃報に伴いテレビでは追悼企画で出演作が放送されましたが、ネットでも同じ動きがありました。連休中に東映のパニック映画『新幹線大爆破』(1975年、監督:佐藤純弥)を2回見てしまいました。
この作品は新幹線に爆弾を仕掛けて巨額の身代金を得ようとする脅迫犯と警察当局・国鉄との駆け引きを描くパニック映画です。高倉健さんは犯人グループの主犯を演じています。
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: DVD
Huluの場合
Huluでは以前から『幸福の黄色いハンカチ』、『野性の証明』、『遙かなる山の呼び声』といった出演作を見ることができましたが、訃報が伝えられると『新幹線大爆破』が追加されました。紹介画像に本編には登場しない健さんが新幹線の模型を手にしているスチルが使われていました。
何度も見たことがある映画でしたが、ついついクリックして、そのまま150分間見てしまいました。追加された経緯はわかりせんが、東映の英断でしょうか。タイムリーにいいモノが見れました。
今回は俳優の訃報が契機でしたが、Huluでも名画座と同じように映画会社を横断して俳優や映画監督の特集をしたり、時事ネタに沿った企画があってもいいでしょう。洋画はいろいろ権利関係が複雑そうですが、日本映画なら魅力的なプログラムを作れそうな気がします。
今回、迅速にコンテンツの追加されたことでネット配信の大きな可能性を感じました。
ニコニコ生放送の場合
そのあとニコニコ生放送でも追悼企画がありました。2日間にわたり計8本の出演作を配信するという太っ腹な企画。そのなかに『新幹線大爆破』もリストアップされていました。
この映画は既にHuluで見ていたので見送ろうかと思いましたが、ちょっとだけ見てみたところ、コメントを書込みながら見るのが予想以上に楽しい。トリビアな書込みもあって面白いです。
初見でコメント付きで見るのはどうかと思いますが、既に何度も見た映画ならこれもいいでしょう。特に『新幹線大爆破』は突っ込みどころ満載なのでニコ生向きです。
正直、こうようなコンテンツの消費は関心しないなと思っていましたが、楽しいから仕方ない。これも新しい映画の楽しみ方なのでしょう。
いつの日かカルト映画として知られる『幻の湖』や『北京原人 Who are you?』もニコ生で見てみたいものです。
【参考記事】