「tutumikko」というのは「筒美(京平)っ子」のこと。太田裕美の代表曲「木綿のハンカチーフ」、「赤いハイヒール」、「九月の雨」などの作曲を手掛けた筒美京平をリスペクトしたカバーアルバムです。 歌が始まると歌声ですぐに太田裕美だとわかるのはさすが。ジャケット写真も麗しい。
収録曲は次の10曲。括弧内はオリジナルの発売年と演奏者です。セルフカバーはありません。
- タイムマシーン(1995年、藤井フミヤ)
- 真夏の出来事(1971年、平山三紀)
- Romanticが止まらない(1985年、C-C-B)
- ガールフレンド(1968年、オックス)
- 夏のクラクション(19883年、稲垣潤一)
- 人魚(1994年、NOKKO)
- さらば恋人(1971年、堺正章)
- レイン・ステイション(1975年、天地真理)
- 私は忘れない(1972年、岡崎友紀)
- 強い気持ち・強い愛(1995年、小沢健二)
筒美京平の定番曲が続くなあと思って聞いていたら、天地真理「レイン・ステイション」だけ異色なのに気付きました。
この曲は天地真理のアルバム「小さな人生」のなかの1曲ですが、シングルカットされていないので知る人ぞ知る名曲です。とは言っても、オリジナルは下のベスト盤などに収録されているので、比較的容易に聞くことができます。カバー、オリジナルともにオススメです。大好きな曲です。
この曲に特別なこだわりがあったのでしょうが、ライナーノーツに選曲理由などのコメントがないのはもったいない。それぞれの曲にひと言ずつほしいです。
膨大な筒美作品から10曲を選ぶのは至難の業なのでしょうが、いしだあゆみや岩崎宏美の楽曲も歌ってほしかったなあ。まだまだネタはあるので続編にも期待したいです。
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