16日に投開票された沖縄県知事選が終りました。結果は下記のとおり前那覇市長の翁長雄志氏が10万票もの大差で当選しました。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非を最大の争点にした任期満了に伴う第12回県知事選は16日、投開票され、無所属新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)が36万820票を獲得し、初当選しました。
ソース:琉球新報(2014-11-17)
日本政府 vs 沖縄
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設については、日本政府と沖縄との間で激しく対立しています。当選した翁長氏は「あらゆる手段で基地移設を阻止する」と公約しています。
一方、今回の選挙を受けて、菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、「辺野古移設が唯一の解決策であることは一貫としている。昨年末、仲井真弘多知事が埋め立てを許可したので、手続きに基づいて粛々と進める」と述べ、移設作業を推進する考えを重ねて強調しています。
「あらゆる手段で基地移設を阻止する」と知事が本気で抵抗しても、本当に基地移設できるのでしょうか。もちろん日本の安全保障や外交は中央政府の専権事項なので、法的には移設を強行することは可能でしょうが、重大な禍根を残すことになるでしょう。