アメリカでは約2年前に始まっていた「iTunes Match」がようやく日本でも始まりました。
アップルは、クラウドサービスの「iCloud」上で、ユーザーが保有する楽曲を総合的に管理したり再生したりできるサービス「iTunes Match」の日本国内での提供を開始した。「iCloud」上に最大2万5000曲を保存でき、利用料は年額で3980円。
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要は自分のiTunesライブラリをクラウドに預けて、どこからでも聞くことができるサービスです。サービス内容はちょっとややこしいので、詳細はAppleのページを参照してください。
まず利用料は日本では年間3980円となっていて、アメリカの年間USD 24.44 に比べてやや高めです。レーベルとの価格交渉の結果でしょうが、さすがに日本のレーベルはがめつい。CDの値段もアメリカの2倍ぐらいするし、輸入盤も禁止してしまうほどの強欲さ。さすがのAppleもこのレベルで妥協せざるを得なかったというところでしょうか。残念。
次にクラウドに登録できるのは最大25000曲。いま自分のライブラリに何曲あるのかと調べていると、約15000曲でした。ずいぶん溜め込んだかなと思いましたが、トラック数が多い語学のCDがたくさんあるので曲数がかさんでいるようです。でも当面、曲数の制限は大丈夫そうです。
最初、このサービスでiTunesライブラリのバックアップをとることができるかと勘違いしていました。それなら高くないかなと思いましたが、動作のしくみを考えると、まるっとバックアップするわけではないようです。バックアップするならGoogleDriveの容量を増やしたほうがいいのかも。
では、iTunes Matchを利用するかどうかを考えてみると、このサービスはいまのところ必要ないかな。Home Sharingで、家のなかなら「どこでも聞ける」環境をつくっているので、それで十分かなと感じてます。あとは外で聞く音楽を厳選して手動でiPhoneにコピーすればいい。出張などでお出かけが多い人はメリットのあるサービスかもしれませんね。
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