退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

『忍びの卍』(1968)

先日、新文芸坐の「鈴木則文映画まつり」で「忍びの卍」(1968年、鈴木則文)を観る。初見。ニュープリントだった模様。

山田風太郎の同名忍者小説の映画化。原作は未読だが、本作では、やはりくノ一のエロ忍法が見せどころだろう。「ぬれ桜」「任意車」「筒涸らし」とか…。術をかけるときにテロップがでるというVシネマ風の演出がベタだ。

でもR指定がない一般向けの映画なので、裸の露出は控えめで則文らしからぬ品格の漂う雰囲気になっている。女優陣が美しく撮られているのは美点か。桜町弘子や真理アンヌが出演している。

でもギャグが控えめなので、いわゆるおバカ映画を期待すると肩透かしをくらうかもしれない。DVD化されていない作品なので、一度は見たかったのでよしとしよう。

忍びの卍 (角川文庫 緑 356-7)

忍びの卍 (角川文庫 緑 356-7)