渋谷Bunkamuraで開催中の、パブロ・ピカソとパウル・クレーの絵画を中心に紹介する企画展「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」(3/22まで)に行ってきました。平日の夕方でしたが、まずまずゆったり鑑賞できました。
さて、お目当てのクレーの作品は順路の最後にエリアにありました。小さな水彩画や線画から始まって、「リズミカルな森のラクダ」などの代表作まで見応えがありました。作品数でいえば、おそらく半分ぐらいはクレーだったと思います。クレーの作品のキャプションには、ドイツ語のタイトルがきちんと付いているのは、よかったかも。
下に気に入った作品をメモしておきます。この他にもカンディンスキーの小さな習作3点が展示されていて、ちょっといいなと思いました。
- パブロ・ピカソ「二人の座る裸婦」 (1920) {Link}
- パブロ・ピカソ「鏡の前の女」 (1937) {Link}
- パウル・クレー「リズミカルな森のラクダ」 (1920)
- パウル・クレー「赤いチョッキ」 (1938)
今回、雑誌『pen』(2009年2月1日)の「クレー特集」で少し予習していきました。そのなかで、クレーの生地であるスイスの首都ベルン郊外にあるパウル・クレー・センター(Zentrum Paul Klee)という美術館が紹介されていました。行って見たい。
Pen (ペン) ぬくもりの文房具/パウル・クレーをめぐる旅へ。 2009年 2/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2009/01/15
- メディア: 雑誌
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この展覧会は、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館が改修工事で休館している機をとらえ、その収蔵品を日本に紹介することで実現したそうです。会場内に、そのデュッセルドルフにある州立美術館の紹介ビデオが上映されていて、路面電車が街のなかを走る様子も映っていました。撮影用の映像とはいえ、ゴミゴミした東京はなんとかならないものかと思うのですが、海外から戻ってくるとやはりホッとするのもいつものことです。