シネマヴェーラ渋谷で「処刑遊戯」(1979年,村川透)を鑑賞。松田優作主演「遊戯シリーズ」の第3弾。
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
- 発売日: 2001/11/21
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前作に比べユーモアを排してハードボイル度がアップしていている。ただしハードバイオレンスに傾斜していて娯楽性は乏しい。松田優作のナルシシズムや肉体美に心酔している観客以外はつらいかもしれない。
最大の見せ場は、殺し屋・鳴海昌平が敵のアジトに殴りこむアクションシーンだろうが、なにやらゲームマシンでの最近シューティングゲームのような単調なシーンが延々と続く。こうしたガンアクションを望む客層に向けて作られたのか。ハードボイルに徹した脚本は悪くないと思うのだが映画としての魅力には欠ける。
森下愛子が時計屋を演じていて、もっとストーリーに絡んでくるかと思っていたが、拍子抜けした。惜しい。