図書館で予約してあった本が届いたので読んでみた。予約が多かったので順番が回ってくるまでずいぶん時間がかかったので、どんなきっかけで読む気になったのか、すっかり失念していた。
この本は、30代後半の独身女性のモノローグで綴るコミックエッセイで、シンプルなタッチの絵で落ち着いて読める。このコミックが、女性の当該世代の女性の心情がどれだけ表現しているかは分からないが、登場人物の生きかたは受動的すぎないかというのが第一印象である。もっと積極的に行動してみてはどうかと思わないでもない。それに、あまり悩まないほうがいいのではないかとも思うが…。
気になったのでは、すーちゃんの友人のさわ子さんと酒屋の若旦那とのエピソードである。二人は見合いで知り合い、結婚に向かって付き合うが、ある日、若旦那がさわ子に「子どもを産めるという診断書」を求める。さわ子さんは、その要求で急に醒めたのか付き合いを止めてしまう。やっぱり「診断書」はタブーなのかなぁ。うーむ。
- 作者: 益田ミリ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 167回
- この商品を含むブログ (160件) を見る