週末、tvkで放送されていたテレビドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」の最終回を見た。1979年から1980年まで全日本テレビ系で放映された青春学園ドラマ。全40回。主演は中村雅俊。原作は望月あきらの同名コミック。
アメリカ帰りの英語教師・大岩(中村雅俊)が夕日丘学園高校の教師として赴任する。ニックネームは「ソーリ」。型破りながらも生徒たちに対しては体当たりでぶつかる。ドラマは教師と生徒のふれあいが軸だが、豪華な出演者により、長期間にわたり作られたドラマだけあって、教育問題だけでなく幅広い要素が盛り込まれている。
話数が多いこともあって話数は玉石混交。適当につくられたと思われる回もあるが、最終回は残念ながら、そうした「石」のなかのひとつ。ストーリーは以下のとおり。
教頭先生(宍戸錠)は午後に進学者向けの特別授業を行うことを決める。ついていけない生徒は出席しなくてもよいという。この特別授業のためクラスは進学組と落ちこぼれ組の間で分裂。ソーリ(中村雅俊)は関係修復を試みるが失敗し、落ちこぼれ組は学校に来なくなる。その責任を取らされたソーリは学校を辞めて街を去ろうとするが、そこに生徒が待っていて「辞めないでくれ」と懇願する。ソーリと生徒は海になだれこんで大団円。
最終回はどのような話だったか気になってチェックしたが、かなりいい加減な話だった。まあ青春学園ドラマはこんなものといえばそうのとおりだが、やや物足りない。途中の回にはなかなかいいドラマもあったのだが、まさに玉石混交というところか。
また使用されている楽曲もこのドラマの魅力。中村雅俊が歌うオープニング「時代遅れの恋人たち」(作詞:山川啓介、作曲:筒美京平)は名曲。挿入歌にはユーミンや尾崎亜美が楽曲を提供している。
藤谷美和子や斉藤とも子などの女優たちもなかなか豪華です。とくに岡田奈々のかわいさはすごい。生徒のなかには小川菜摘の姿も見えますね。