退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

16年ぶりにテレビドラマ「Dr.コトー診療所2004 特別編」で思ったこと

6月18日から7月9日の4週にわたり、「Dr.コトー診療所2004」(2004年11月12、13日放送、主演・吉岡秀隆)が再放送された。新型コロナウィルスのため新作ドラマが間に合わなかったためだ。

Dr.コトー診療所2004 DVD BOX

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  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: DVD

テレビドラマ「Dr.コトー診療所」は、山田貴敏による同名漫画を原作としてフジテレビ系列で放送された。この「2004」は、第1期と第2期の間に、2時間枠で2夜連続で放送されたスペシャルドラマ。今回、それを4回に分割したためにやや編集に難があったが楽しめた。

このドラマは、主人公のコトーこと五島健助(吉岡秀隆)がすでに志木那島での生活になじみ、医師として島民たちの信頼を得ているところから始まる。


【公式】『Dr.コトー診療所2004 特別編』6月18日(木)よる10時!

登場人物の紹介が必要ないのでサクサクと進む。祭りのさなか星野昌代(朝加真由美)が脳出血で倒れたり、新任の小学校教師・小沢(光石研)の娘(尾崎千瑛)が山でぜんそく発作を起こしたり、原剛利(時任三郎)の息子が医師を目指すため島を出たりするエピソードが並ぶ。

なかでも注目したいのは、コトーに憧れ医師を目指す島の少年、原剛洋(富岡涼)のエピソード。

コトーに憧れ医師を目指す島の剛洋が私立中学受験を決意し、東京の小学校に転校する。剛洋の父親は、漁師では充分な息子のための学資を用意できないと考え、漁船を手放し、漁師をやめて本土に出稼ぎに行くことを決意するという話だ。

小学生の段階で医師を目指してお受験するのは、都会の開業医の子息では珍しくないのだろうが、辺境の孤島の子どもにとっては一大決心であろう。家の経済力を考えれば国公立の医学部に入らなければいけないし、医者になるまでのハードルは高い。

さらに自分が医者になるために、父親は天職である漁師を辞めて丘に上がる決意をする。たいへんな自己犠牲だが、息子への重圧をは尋常なものではないだろう。志望通りに医者になれればいいのだが、途中で挫折したときはどうなってしまうのか心配になる。結局、この少年は医師になれたのか。

第2期では、剛洋が東京で挫折しかけるようなエピソードがあったような覚えもあるが、記憶は定かではない。第1期から通しで見直してみたいものだ。

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