退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

テレビドラマ「まんが道 青春編」見終わりました

年末年始に録画した番組を消化中。

少し前にBS12で放送されていたテレビドラマ「まんが道」(全15回)の続編。そのまま続編が放送されるかと思ったが肩透かしを食わされて、続編でえある「まんが道 青春編」(全15回)を見たいと思っていたが、ついに昨年末に本家で再放送された。

本作は1987年に前作に引き続きNHK銀河テレビ小説として放送された。原作は、もちろん有名な藤子不二雄の自伝的漫画作品。この続編では漫画家を目指す2人の青年が上京したあとの奮闘ぶりが描かれる。

主役は長身の満賀道雄我孫子先生)を竹本孝之、メガネで背の低い才野茂(藤本先生)を長江健次が演じているが、逆のほうがいいじゃないかなと今回も思ってしまう。

出演者はいま振り返ると豪華。出版社の編集担当にケーシー高峰高田純次がいてそれだけで面白い。とくに高田純次のC調ぶりは絶品。

またトキワ荘に住む美人姉妹に高木美保森高千里が配されている。ぽっちゃりとした森高は貴重。そのほかにも鈴木保奈美がラーメン屋の店員を演じていて、ちょっとありえないキャスティングである。

クライマックスは、ふたりが高岡に帰省したのをきっかけにスランプに陥り原稿を大量に落としてしまうエピソード。当然出版社は激怒してふたりは完全に干されるが、トキワ荘の仲間たちの支援もあり再起するあたりが見どころ。

劇中、両国の下宿から椎名町トキワ荘に引っ越す場面がある。ふたりでリアカーで家財道具を運んでいたが、いくらなんでも遠すぎると思ったが実話なのだろう。昔の人はタフだなあと思ったものだ。

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以前も書いたことだが、竹本孝之を見ると学生時代に教えていた竹本ファンだだった女子中学生を思い出す。もはや遠い過去になったが、幸せになっていてほしいと祈るばかりである。