退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

【読書感想】ゆじー『世界最難関のミネルバ大学に合格! 実力以上の結果を出す! 「ゆじー式」学習法』(KADOKAWA、2022年)

YouTubeで著者ゆじーの動画を見ていたので本も手に取ってみた。「ゆじー式学習法」とタイトルにあるが単なるノウハウ本ではない。

私がゆじーの動画を見始めたのは彼がイギリスの高校に留学していたころからだ。「え、すごいなぁ」と思イながら見ていたが、高校卒業後、世界最難関とされるミネルバ大学に進学してさらに驚いた。

ゆじーは中学受験を経て、東京の中高一貫進学校に入学するも、日本の学校の詰込み型の勉強に意味を見いだせずに高校からイギリスに留学することを選択する。中学生の時点で日本の教育の問題点を看破して、みずから別の道を選んで行動に移すというのがすごい。

この本では、ゆじーの体験を通じて自ら道を切り拓いていくマインドセットの作り方などを学ぶことができる。大人にも役立つ内容である。

ゆじー本人はもちろんすごいが、それを支援する保護者も只者じゃないと思いながら動画を見ていた。この本では父親のコラムが載っていて、プレゼンが行われる家庭の様子や父親の考え方の一端に触れることができて興味深く読んだ。

将来は、ゆじーのような人がリーダーシップを持って日本社会を変えていかないと、日本は凋落するばかりかもと思いながら読み終えた。しかし、こうした人は世界のどこででも生きられるだろうから、海外を拠点に活躍するのかもしれない。

もっとも、ゆじーは日本のことが好きだというのでちょっと安心したが、どのような分野で活動するのだろう。