退屈な日々 / Der graue Alltag

将来の展望が見えない現代。それでも映画や本を楽しみ、ダラダラと過ごす日常を生暖かく記録する。

年末恒例マル激ライブ2021@きゅりあん大ホール

週末、品川区立総合区民会館きゅりあん)で開催された「年末恒例マル激ライブ2021」に行ってきた。宮台真司神保哲生トークイベントである。昔、憲政記念館で行われたライブに行ったことがあるが、実際に足を運ぶのはそれ以来である。

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品川区立総合区民会館きゅりあん

当日券のみということだったので、「入れるかな」と心配だったが、会場は大ホール(座席数:1074席)だとわかり安心した。いくらなんでも会場がでかすぎるだろと思ったが、新型コロナの影響で座席を一つおきでしか使えないことを想定していたらしい。

最寄り駅は大井町。ひさしぶりに下車したら、丸井の代わりにヤマダ電機が入居していて驚いた。8階の大ホールまでエレベーターで上がっていくと、すでに長蛇の列が下の7階までできていた。

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チケットと「ビデオニュース・ドットコム」のロゴ入りのボールペン

どうせガラガラだろうと過小評価していたが、大ホールは7〜8割は埋まっていたのではないか。予想以上の集客力に圧倒される。老若男女と幅広く集客していたようだ。

トークの内容は多岐にわたっていたが、凋落していく日本に対する処方箋についての議論が印象に残った。処方箋をなるほどと思うと同時に、これはリアリティに欠けるとも思った。奇しくも質疑応答で若者が「リアリティがないじゃないか?」と質問したら、宮台さんが「君がやるんだよ」と一喝していたのが「らしいな」と思った次第。

こういうイベントは質疑応答が面白い。今回も遠方から来ていた人を含め、さまざまな人たちが質問をしていて刺激された。ちょっとアレな人もいたけど……。

質疑応答の最後に神保さんの出身校である桐蔭学園の男子学生が質問に立った。「私大の指定校推薦制度」を批判しながら質問していたが、それに対する回答というか返しがサイコーに面白かった。

トークイベントの部分はいずれ公開されるらしいが、質疑応答は会場のみだという。それを聞けただけでも大井町まで来た意味があった。ふだん使わない脳みそを使ったので疲れた。

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